漫画傑作選

ここでは、漫画世界の三大王ともいえる名作3作をご紹介します。まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。

『ONE PIECE』

1997年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている『ONE PIECE』が史上最高の漫画であることを否定する人はほとんどいないのではないでしょうか。単行本は96巻まで発売され、全世界での販売部数はこれまでに約4億7,000万部に上ります。さらに、40以上の国や地域の言葉に翻訳されています。
海賊のモンキー・D・ルフィとその仲間たちが、世界の究極の宝「ワンピース」を求めて世界中を航海する姿を描いたアクション&アドベンチャー漫画です。この漫画を象徴するアイテムの一つとして、ワンピースの他に「ゴムゴムの実」という悪魔の実も登場します。

これを食べた人は、一生泳げない体になる代わりに、魔法の力が与えられます。ゴムゴムの実を食べたルフィの体は、ゴム人間の体に変わります。ルフィや船員、他の海賊、敵対する海軍など、登場人物が美しくパワフルに表現されています。
『ONE PIECE』は、チームの結束、純粋な夢、ロマンス、歴史、社会的関心事や紛争など、幅広いテーマを扱っています。ファンならどんな人でも、物語やそれぞれのキャラクターの個性に共感し、楽しむことができると思います。

『NARUTO -ナルト-』

忍者をテーマにした漫画『NARUTO -ナルト-』が世界で最も有名かつ人気のある漫画の一つであることは、数多くの漫画ファンやオタクが認めるところです。『NARUTO -ナルト-』は1999年から約15年間、「週刊少年ジャンプ」で連載され、全72巻、700話が発売されました。2019年現在の全世界での販売部数は、約2億5千万部に上っています。


架空の世界である忍の世界を舞台に、最初はダメダメだった主人公のナルトが、挫折を味わいながら成長していく姿を描いています。『NARUTO -ナルト-』には、仲間や師匠、敵など、多くのキャラクターが登場します。ナルトをはじめとする忍たちは、チャクラのエネルギーを使い、さまざまな忍術を駆使して戦います。
またこの名作には、ナルトの息子であるボルトを描いた『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』という続編もあります。

『ドラゴンボール』

漫画史を語る上で、『ドラゴンボール』を抜きにしては語れません。このアクション&アドベンチャー漫画は週刊少年ジャンプで1984年から10年以上にわたって連載され、「ジャンプ黄金期」と呼ばれる1990年代の週刊少年ジャンプの全盛期を飾りました。そしてその成功は、漫画業界全体にも貢献しました。
まず最初に、主人公の孫悟空が、7つ集めると願いが叶うという「ドラゴンボール」を探す旅に出ます。悟空が厳しい修行や数多くのキャラクターとの衝突を経て、次第に成長していく姿が描かれています。体内エネルギーをエネルギー弾として放つ技である「かめはめ波」をはじめ、キャラクターたちが独特の技を使って戦うこともあり、『ドラゴンボール』は格闘技ジャンルの漫画を長年にわたって席巻してきました。

物語は、悟空とその子供たちである長男・悟飯と次男・悟天を中心に展開されます。悟空が成長した後、通称『ドラゴンボールZ』と呼ばれる物語の後半部分が始まります。2018年には、『ドラゴンボール』の正式な映画版の続編である『ドラゴンボール超 ブロリー』が公開されました。